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実写映画『秒速5センチメートル』ヒロイン役/ティザービジュアル第4弾解禁!/原作・新海誠の応援コメントも到着!

実写映画『秒速5センチメートル』のヒロイン・篠原明里役に高畑充希さんが決定しました。

ティザービジュアル第4弾 teaser_Aug-y_RGB_l.jpg

高畑さん演じる明里の姿を映したティザービジュアル第4弾も解禁。
曇る窓ガラスを背景に、バスの座席に座る明里の横顔。目線の先には手に持つ一枚のチラシ。

「好きな景色、好きな言葉。あの時、そういうもの全部に出会った。」

大人になった明里の想いが垣間見える、ある雪の日のシーンを切り取ったビジュアルになっています。

さらに、完成した映画を鑑賞した、原作・新海誠の応援コメントも届きました。

【新海誠・コメント】
映画を観始めて、最初はなんだか居心地が悪かったのです。
不完全で未熟なバトンを若い作り手たちに渡してしまったような気持ちでした。
しかし途中から映像に呑まれ始め、最後には自分でも驚いたことに、泣きながら観ていました。
原作由来の要素に自分で泣いているのか、奥山組に泣かされているのか、あるいは失われた2000年代に泣いているのか自分でもよく分からないまま、でもとにかく、強く感動させられました。
あらためて、『秒速5センチメートル』は奇妙な物語です。たいしたドラマツルギーもなく、胸のすく活劇もなく、ヒーローも悪役もいない。皆が理由もなく傷つき、傷つけられ、いつもなにかが満たされずにいる。
でも20年前は、その「なにもなさ」が私たち自身の姿であり生活であり、それを掬いあげるようなアニメーション映画を作ろうと思っていたのです。
アニメーション版がその目標に届いていたかは心許ないのですが、今回の実写映画では当時のその不器用な種が、青さも含んだままに見事な結実となっていました。
『秒速5センチメートル』を作っておいて良かったと、(ほとんど初めて)心から思えました。
奥山組の皆さん、本当にありがとうございました。
(原文ママ)

大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語。
この秋最大の注目作が、10月10日(金)に誕生します。